2009年1月11日日曜日

ファームステイの間に出会った人たち

12月22日から1月5日までのファームステイ。二週間のファームステイの間に出会ったひとたちで感じたことを書いてみます。


まず初日、トロントのバス停まで行くのに地下鉄に乗る。
余裕を持って出発したのはよかったのだけれど、他の電車で急病人が出てしまったようで30分ほどどの電車も遅れることになってしまいました。その方の安否はわからず。。

目的の駅に着いたのがバスの出発時刻だったので荷物をもってダッシュ!!
ダッシュと言ってもスーツケースと他に荷物2つ持っていたので小走り。

そしたら、横にいたおばさんがスーツケースを持ってくれました!!
なんて優しいんでしょう。

バス停に到着したときは他の人たちがちょうど乗り込んでいるところだったので
私も予定通りのバスに乗ることができました。

おばさん、ありがとうございます!!


1月3日はファームステイももう終わりかけていたので
カナダの首都Ottawaに連れて行ってもらいました。
最初はそれぞれ別行動だったので一人で国会議事堂や大聖堂、ミュージアム、洋服・インテリアのお店などを見て回りました。

国会議事堂が素敵☆☆すっごい気に入ってしまいました。

もう一人のイギリス人のヘルパーが、『あれはBigBenの下手なまね物だよ』って冗談まじりで言ってましたが。ってことはロンドンのBigBenはもっとすごいのでしょうか!?目に入った瞬間、一人でいたのに『Pretty!!』って叫んで感動しちゃいました。


Ottawaはもともと木材業の街。農業も盛んで農業の博物館もあります。農業が盛んな首都というのは世界でも珍しいそうです。確かにそうかも。Ottawaが150年ほど前に首都に選ばれたのは、いくつか理由があるようですがフランス語圏と英語圏のちょうど中間にあることやアメリカからもある程度離れているなどが挙げられています。Ottawaの人はほとんどバイリンガル!!


Ottawaの人はとっても優しかったです。すっごい寒いのに、道を歩いていたら尋ねる前から目的地は見つかったか?って声かけてくれる人が多い。私が地図を持っていたからだと思うけれど、寒いのに人への関心をしっかり持っていて温かい人たちが多かった。

その他にも国会議事堂や本屋、洋服屋さん、ベーカリーで出会った人たちはとっても笑顔の素敵な方たちでした。

一日しか滞在していないけれど、Ottawaはのんびりとしていて心地よかったです。


ファームステイが終わりトロントへ帰るのにOttawaのバス停でバスを待っていると、5年前に日本の富士ツーでインターンをしていたという学生に出会いました。偶然なことに彼の友達数人は私が働く会社でインターンシップをしていたようです。これで、4月からのモチベーションが上がりました。やっぱり人との出会いって面白いなって感じます。

5時間ほどのバスの旅は寝不足だったけれど、興味関心が色々と重なり彼とずっと話していたのであっという間でした。

システムエンジニアだったのに、最近は心理言語学の勉強をしているそうです。
Masterは終わってDoctor。

日本での生活。
友達を作るのが大変だったそうです。それを聞いて、4月から働く会社のインターン生と日本人の友達を結びつけるパーティを開催したいと思い立ちました。

日本では女性は働きづらいだろうって感じたようです。寿退社はこっちではめったにないので驚いたそうです。

政治の話から性教育の話。保守派は性教育というよりセックスするな、と子供達に教えている結果、シングルマザーやShotgun Wedding(日本でいうできちゃった結婚)が多いそうです。Shotgun Weddingという言葉は、妊娠した娘の父親が相手に銃をもって、娘と結婚するか死ぬか?と迫ったことに由来するそうです!!実際にこの間のアメリカ副大統領候補で保守派の政治家の娘さんがshotgun weddingだったそうです。これは選挙活動中だったからより注目されたそうです。

彼はアメリカのオレゴンで生まれて、トロントの東の方の町で育ち今はアルバータ州のエドモントンの大学で勉強しているそうです。彼女と一緒に暮らしていてあまり部屋は広くないけれど、遊びに来ていいよって言ってくれました。


彼の名前はPhilというのですが、彼と出会って、去年の夏、シアトルから成田の飛行機で出会ったMattを思い出しました。Mattはアメリカの空軍で働いていて、私より少ししか年齢が上でないのにとっても大人っぽい。すっごい可愛い女の子のお父さんだし、もう何年も働いている違いかなと思いました。しかも働いている場が死に近い場。12時間の飛行でしたが、彼は一睡もしなかった。アメリカ軍の人は本当に3時間しか寝ないのかもしれません!?

Philとも出会ってすぐに色々と深い話ができた。性教育の話だったり女性の働き方だったり。Mattは私に『あの世があるか信じる?』って聞いてきました。彼のお母さんは癌でもう亡くなってしまったから彼はあの世があって欲しいって願っているそうです。アメリカ軍で働いているMattとアメリカの政治について話ができたのはすっごい嬉しかった。イラク戦争について聞いたら、言葉を濁していたけれど、ネガティブな思いが少しはあるのは明らかでした。


ファームステイをきっかけに、こうやって偶然の出会いで広がる感じがとっても楽しい。


Ottawaの街で感じたことは、人への関心というのが大切だなということ。寒いからより人の心の温かさを感じた時間でした。

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